ウルトラS9 10W-40ペール缶購入

NC35の推奨オイルがS9だということ、またRC213V-SもS9とのことで、今後はS9を入れることにしたのでオイル代節約のために、最初の出費は大きいけれど1リッターあたりに換算するととても安いのでペール缶を購入。

NC35のHRCマニュアルを読み返したら、当時のレースでの推奨オイルもウルトラGPだったこと、またRACERS誌のRVF特集でも、RVFのワークスマシンのオイルもウルトラGPだったので、S9はかなりの高性能オイルなのではと思ってます。

先日のサーキット走行前に、点検も兼ねて桜井ホンダ(ドリーム杉並)にてオイル交換をしましたが、S9は10W-30しか在庫がなかったのだけどまだ気温も低かったので10W-30を入れてもらったのだが、サーキット走行でも全く問題なく高速走行時でもエンジンがスムーズな気がします。

ところで、ここはHRCサービスショップで、毎年8耐も出ているし、日本で4店舗しかないRC213V-Sのメンテが出来る店舗の一つで、技術は最高レベルなのにとにかく安くて親切でビックリ。

オイル代は定価で安くないけれど、工賃にカウルの脱着、タイヤエアーの点検調整、チェーン点検・清掃・給油、スロットル&クラッチケーブル点検調整、冷却水点検・補充他含まれてたったの1080円!2りんかんだとチェーン点検・清掃・給油だけで1680円もかかるし、カウルの脱着も別料金。ドリームかなり安いです。

さらに前から気になっていた「ハンドルが左に捻れてるような気がする」、を見てもらったところ、確かに若干捻れていたので修正しておきましたと。で、こっちはなんとタダ!無料!0円!

ドリームは工賃10800円/時間なので、30分で5000円くらいは覚悟していたのに、結局払ったのはオイル代+工賃1080円のみ!

ヘルメットもジャケットも預かってれるし、いやまじで、ドリーム杉並最高ですw

 

Performance Bikes: ホンダ RVF750 RC45 vs アプリリア RSV4 翻訳

2012年5月のFaster and Fasterの記事の翻訳です。
元記事は、イギリスのPerformance Bike誌から。
RC45は憧れですが、高いのもさることながら、今や全く在庫がありません(汗

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RC45とRSV4の時を超えた戦いである。90年代の日本のレースバイクエンジニアリングが現代のイタリアンエキゾチックに挑む・・

我々は、80年代、90年代のホンダV4に異常な執着を持っていることを認めなければならない。VFR750R RC30とRVF750 RC45は、地球上でこれまでに製造された最もクールなバイクのうちの2台である。もし2台のうちどちらかを選ばなければならないとしたら、それはRC45だろう。

1994年に発売されたRC45は、市販状態ではそこまでパワルフではなく、水冷750cc、フューエルインジェクション、DOHC V4はおよそ118bhpを発生するだけだった。しかし、発売から20年経った今でも、90年代の性能だけを考えた純粋なレーサーデザインは、我々を欲情させる。

ハイパフォーマンスV4エンジンのスポーツバイクを継承しているにもかかわらず、ホンダはRC45の後継機を作ることに興味がないようだ。現在のホンダのV4ラインナップはVFR1200FとCrossrunnerだが、間違いなく改良され性能も良いが・・ただ退屈である!

現代のベストなV4エンジンスーパーバイクは、間違いなくアプリリア RSV4 Factory APRCである。おそらく、ホンダが作れたし、作るべきバイクであっただろが、そうはしなかった。そしてアプリリアは、1999年にホンダがRC45の生産終了したのを機に開発を始めたように見える。RSV4は、デザイン、ハンドリングそしてエンジンパフォオーマンスなど、何にも劣らない素晴らしいバイクである。RSV4はRC45に匹敵するのか?と疑問が湧いてくるだろう。イギリスの雑誌のPoerformance BikeがレースキットのRC45と新型RSV4の比較記事を少し前に掲載した。これはPB誌のマット・ワイルディー氏とカール・リー氏により試乗された抜粋記事である。

20年前のホモロゲーションスペシャルが、本当に現代のエレクトロニクス武装されたハイテクスーパーバイクに太刀打ちできるのだろうか?PBによると、答えはYES!である。

ーPerformance Bikeー
昔のTTレースのビデオに出てくるような、黒いファイバーグラスのラムエアレースキット。振動、揺れやノイズが支配する。RC45が空気を吸い込み、14500rpmのリミッターまで一気に吹け上がる。ウォールに反射したエグゾーストノートの響きが耳に鳴り響く。バイクには速く走るためのほぼ全てのHRCパーツが組み込まれている。

RC45はノーマルでも特別だが、これはHRCの耐久レースのフルキットが組み込まれ、162kgで145bhpを叩き出す。90代中頃なら、鈴鹿で優勝できるだろう。15年前のこのバイクは、私が今まで乗ったほぼ全てのバイクよりも速い。

低速コーナーからの脱出は激しく攻撃的な唸りをあげながら1速のままで走り抜け、RSV4がソフトに思える。エンジン音がほとんど弱まることなく、リアのピレリタイヤが路面を蹴って、正確無比なギアチェンジで残りの5速を使う前に、1速で176km/hまで到達してしまう!トラックのブラックマーク上をレース仕様の固いサスペンションが音を鳴らし背中にナイフと突き立てられているかのように走らされ、私は構わないが、このバイクは私を異なる世界へ誘う。

ほとんどがHRCのパーツで、RCマニアのスティーブン・アリーにより作られた。ピストン、カム、ギアボックス、マフラー、電気系統、ハーネス、スイングアーム、ホイール、そして18,000ポンドのフロント周り。145bhp、162kg。レースキットが装着されたRC45は速く走るためだけに作られた数少ないバイクの一つだ。RSV4より予測可能な完璧なフューエリング、サスペンション、そしてハードにアクセルを開けると未だにRC45の真の性能を発揮するエンジン。

ハイギアードでアプリリに対して250cc排気量が少ない、ということは、加速では負けパワーバンドは8000rpm以上からだが、RSV4のライダーを驚かせるには十分である。比較すると、RC45はよりクイックで、ライダーによりハードに向きを変えさせ、ブレーキングでより多くの感覚を持たせる。

RC45の90° V4の鼓動に心を奪われる。HRCサイレンサーから出る深く唸る甲高い音は、一般的なインライン4の音が上品に聞こえる。ユーロの心地よい一般的なシステムのRSV4は、良い音だがドラマは無い。

そしてフロント周り。ショーワのSPLフォーク(レーサー用のSpecial Parts List、1994年時点で2Way(ハイ・ロースピード)減衰力調整機能つき!)のフィーリングはコーナー進入時の信頼性が素晴らしく、RSVより速く走れ、低いシート高のおかげでコーナーの進入から脱出まで400ccに乗るように膝を擦って走り抜けることができる。とても自然でとても正確に、そしてとても容易で、他人の £38,000もするバイクに乗っていることを忘れてしまう。

RSV4の小型テールエンドは格好良く、RC45の四角いテールをあざ笑うようだ。アプリリアは車高が高くスリムで工業製品のミニマリズムが研究され、最高のパーツが組み込まれている。ここ数年の欧州スーパーバイクを飾っている、カーボンパーツ、オーリンズフォーク、ブレンボモノブロックに鋳造ホイールなど。それらはとても高性能で、見た目も良く自分のバイクにも欲しいが、それらはRC45の古いレースキットパーツほどの制動力はない。

バイクを交換しアプリリアに乗った。不安定で、きつく、速く走ることに集中したバイクが、突然ゆったりとしたスポーツツアラーに感じた。もちろん正気の沙汰ではないが、HRCのRC45と比べると、たとえRSV4のようなハードコアバイクでもソフトに感じるであろう。

実際、チューンされたRC45の魅力にはスタンダードなRSV4では敵わないであろう。アプリリアは公道を走れるレースバイクという感じだが、実際には違う。RC45はまさにそれである。

以上、Performance Bike誌のマット・ワイルダー氏の記事の抜粋である。

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NC35で2りんかん走行会に初参加&MotoGPライダー中野真矢さん!

先日(4/15)、2りんかんの走行会に初参加してきました!( ^ ^ )/

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この歳で、やっと筑波でサーキットデビューw

初心者用のエンジョイクラスという、5週先導者付きの慣熟走行後にフリー走行できるというもので、20分走行を3回走行します。
初心者と言っても初めてではない人達もいたようでみなさん結構速く、初めてすぎて特にブレーキングが難しくどうやって走ったら良いのかもわからずでした^ ^;;

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しかし、お気軽走行会だと思ってたら、ゲストが元MotoGPレーサーの中野真矢さんw

単に合計3回サーキット走行するだけなら楽しかった!、で終わったと思うけど、今回は元MotoGPライダーに直接色々と質問できアドバイスをもらえたので、本当に行ってよかった!

とても優しい方で、初回わけがわからず走った後に早速聞きに行くと、コースの攻略法から走り方のアドバイスに加えてフォームチェックまでしていただいた (^o^)/
ちなみに、サーキット走るならシフトインジケーターつけた方が良いとのアドバイス。
自分もMotoGPの時は付けていたと。
ブレーキはほぼフロントのみ、カーブに入ったらクリッピングポイントまではアクセル全閉で、パーシャルもダメで絶対開けない、など他にも色々とアドバイスをいただけました( ^ ^ )/

IMG_7965中野さんがラインを描いてくれたのですが、話に夢中で写真撮れずorz

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フォームチェック後の2回目の走行では、今までと比べて全然乗りやすくなり、より楽しくなりました。
しかし、アクセル全閉でカーブするためにはブレーキングが重要で、これが一番難しいですね。
大概減速が早すぎ&減速しすぎで、カーブ中に少しアクセル開けてしまいます^ ^;;

一度1速まで落としてしまいリアが踊ったのと、クリッピングポイント前にアクセル明けてしまいリアがズリッと行きましたが、幸い転ばずに無事に帰れましたw

しかし、中野さんはとても気さくで質問した以上に教えてくれるのに、なぜかそれほど質問する人が多くないのが不思議。
MotoGPライダーと言ったら、その日筑波にいた全ライダーどころか、地球上のライダーの頂点に立つ人達の一人なのに、質問しないなんてもったいない!
おかげで合計4回くらい質問&アドバイスもらったり、ライディングフォームチェックまでしてもらったので、自分にとってはむしろ最高な1日になりましたが(^O^)/

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たった1日のサーキット走行で結構タイヤ溶けますね〜。

今月末にはトミンサーキットに行く予定なので、今から楽しみです^o^

NC35とNC30のエンジン出力

 

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巷ではNC35は規制後だから、いじってもNC30よりパワーが出ないというのが常識かと思っていたのだけど、400greybike.comのスレッドのG-Forceという、アメリカでNC35で450cc SuperBikeクラスでレース活動をしている(していた?)会社の書き込みでに気になることが。

ちなみにこの会社のNC35は、450ccにボアアップ+チューン(Cosworthのピストンにチタンコンロッドとか)+インジェクション化したNC35で後輪出力93.5hp出てるそうですΣ(・□・;)

ー以下要約ー

RVFのエンジンは多くの改良が施されている。チューンするとVFRよりパワーが出る。RVFはVFRより出力を抑えられて出荷されただけだと考えられる。RVFは、排気カム、排気バルブ(違いは定かではないが)、クラッチ、トランスミッション、ジェネレーター、ピストン、イグニッションシステムが変更されている。

RVFはフルエキとキャブセッティング(NC35キャブで)だけで、VFRより5hp高出力にできる。NC30のキャブを使えば7hp高出力にできるだろう。
ただし、NC35キャブの方が低中速は乗りやすい。

– NC30+フルエキ、HRCエアクリボックス+ジェットセッティング、ノーマルエンジン。最高出力〜65hp。

– NC35+フルエキ、HRC SPユニット+HRCジェットキット、ノーマルエンジン。最高出力〜70hp。

– NC30+G-Forceポート研磨、ヘッド面研、エンジンオーバーホール。最高出力〜70hp。

– NC35+G-Forceポート研磨、ヘッド面研、腰下はノーマル(リングやベアリング等は触っていない)、NC30キャブ(エアボックス&フィルター)。最高出力〜74hp。

また、なぜNC35エンジンの方がパワーが出るかというと、

*ジェネレーターが軽い。
*ピストンのスカート部が少なく(フリクション低減)軽い。圧縮比が高い(これは多分間違い)。
*ポートがモディファイされていている(小改良のため、ダイノテストではわからない)。
*排気カムの5度デュレーション。
*CDIがNC30より進化している
*キャブが低中速域でよりレスポンスが優れいている。

だそうです。
別のところの記述で、NC35のエンジンの方が1kg近く軽いとか。

NC35+フルエキ、HRC SPユニット+HRCジェットキット、ノーマルエンジンで気になるのは、SPユニットとジェットキットだけで良いのか、HRCのエアボックスやファンネル、ガソリンコックの改造等も必要なのかが知りたいところです。
エアボックスやファンネル、コックを変えるとなると、街乗りは逆に大変になりそうな気もするので難しいところですね。
ただ、「RVFはフルエキとキャブセッティング(NC35キャブで)だけで」と書いてあるので、やはりそれだけでいけるんでしょうか!?

The RVF engine has lots more refinement. It actually makes more power than a VFR when uncorked. I think the RVF is just more corked than the VFR from the Factory. The RVF has different exhaust cams, exhaust valves (unsure what’s different), different clutch,different transmission, different alternator, different pistons, different ignition system.

All together, the RVF makes about 5hp more than the VFR with a pipe and carb jetting (even with the NC-35 carbs). It probably makes more like 7hp more if you put NC-30 carbs on the NC-35.

– VFR400 with pipe, HRC Box (the derestrictor)and good jetting, no internal engine mods. MAX Power ~65hp.

– RVF400 with pipe, HRC CDI and HRC Jet kit with no internal engine mods. MAX Power ~70hp.

– VFR400 with G-Force porting, milled heads, fresh blueprinted engine. MAX Power ~70hp.

– RVF400 with G-Force porting, milled heads, tired stock bottom-end of engine (never opened up for rings or bearings, etc.), VFR carbs (with airbox and air filter). MAX Power ~74hp.

*The alternator is quite a bit lighter.
*The pistons have less skirt area (reducing friction) and are lighter. The compression ratio has been raised slightly as well.
*The ports have very slight mods to them here and there (tiny refinements that don’t really show up on the flow-bench or dyno)
*The exhaust cam has 5 degrees more duration
*The CDI is far more advanced than the -30
*The carbs provide better response in low/mid-range