タイヤの空気圧について

最近サーキットを走っていて空気圧について疑問が出てきたので、今後のタイヤ選びも兼ねて色々と調べてみました。
 
ググってみたところ空気圧を下げるという話はよくある話だが、どこかのタイヤメーカーのテストライダーの人らしきブログで、レースとレース専用タイヤ以外ではサーキットでも車両指定空気圧にするべき。メーカーのテストもサーキットでも指定空気圧でテストしている。当然峠も含めて公道では絶対に指定空気圧で。調整するなら空気圧ではなくサスセッティングで、と。
素人の意見では無いし、確かに一理あるな、と。しかしメーカーの見解も知りたい、と。
そこで、今履いているメッツラーM5の空気圧もサーキットではどうすれば良いのか知りたかったのと、他のメーカーではどうなのかを確認したかったので、ブリヂストン、ミシュラン、ピレリ、メッツラーにそれぞれ問い合わせてみました。
 
質問内容は、「サーキットでの推奨空気圧があれば教えて欲しい」です。
 

ブリヂストンはS21、ミシュランは銘柄指定なし、ピレリはロッソ3、メッツラーはM5について質問しましたが、結果、ブリヂストンとミシュランは丁寧な回答をいただきましたが、ピレリ&メッツラーは梨の礫ですww

その後、ピレリとメッツラーからも遅れて回答が来ました。

 
以下、回答の要約です。
 
*公道(峠含む)
BS(S21)
・車両指定の空気圧に、タイヤが冷えた状態で調整。
・サーキットを走行後、一般公道を走行する場合には、サーキット程タイヤの温度が上がらず、空気圧が低い状態になり、タイヤの損傷に繋がる可能性があるため、必ず、冷間で車両指定の空気圧に戻す。
 
ミシュラン(銘柄指定なし)
・車両指定の空気圧を尊守。
ピレリ
・車両指定の空気圧。
メッツラー
・車両指定の空気圧。
 
*サーキット
BS (S21)
・サーキット走行時の空気圧は、チューニングの範疇になるので、自分で試しながら適正な値を探す。
・車両の指定空気圧以外での走行は、自己責任となる。
・はじめに車両指定の空気圧から、前後とも10%程度、タイヤが冷えた状態で低い空気圧に設定し、走行しながらハンドリングを見る。
・フィーリングが良好であれば、その空気圧で走行する。
・もう少しグリップ感が欲しい場合、更に10%下げたり、場合によっては、後輪のみ下げる等、試してもらう。
・タイヤの空気圧を下げると、接地面積が若干増え、グリップは上がる方向ではあるが、タイヤの剛性は下がる為、ブレーキングやコーナリング時の安定性は下がる為、空気圧が低ければ良いとは一概に言え無い。
・空気圧が低すぎる場合は、タイヤの故障に繋がり、重大な事故になる可能性があるので、十分にご注意する。
 
ミシュラン(銘柄指定なし)
・サーキット走行向けタイヤや一部銘柄を除いてサーキット走行時での空気圧推奨値を設けていない。
・サーキット走行時の空気圧は、個々の使用条件等(車両セッティング・路面・ライディングスタイル等・・・)により異なる場合もあるが、まずは前後ともに車両メーカーの指定空気圧(冷間時)で。

・そのうえで、タイヤの状態をよく観察し、当日の路面コンディションや気温などに応じて空気圧を調整(※下げる方向が一般的)が良い。

 ピレリ
・レースでなければ、純正と同サイズのタイヤであれば、車両指定の空気圧。
メッツラー&ピレリ
・サーキットでのスポーツ走行時はタイヤの空気圧は必ず落とさなくてはならないという訳ではない。
・走るレベルに合わせ空気圧の調整が必要。
・タイヤは走行時に発生する熱によってタイヤ内部の空気が膨張する。 タイヤが温まった時にベストな空気圧にすることがサーキット走行では特に重要となってくる。
・指定空気圧から落としても15%ぐらいまでとする。
・空気圧を落とすときは、最初から一番低いところ落とすのではなく、高いところから徐々に落としていく。 あまり落としすぎますと、冷間時と温間時の内圧の幅が大きくなり、走りはじめとタイヤが温まりタイヤの内圧が上がってきたからではフィーリングに影響が出てくる可能性がある。
・また、自走でサーキットまで走行する場合、サーキットでの走行が終了したら、サーキット走行時に下げた空気圧から元の規定値の空気圧まで戻す。
回答をもらってから気が付いたのは、ミシュランは例えばPilot Power3等にはホームページにサーキット走行時の空気圧(F 210kPa、R 190kPa)がちゃんと書いてありましたw
 
次のタイヤ候補として、ピレリのロッソ3かメッツラーM7RRを候補にしていたが、質問の返答が無いのでやめることにしました。
 
S21もPilot Power3もどちらも評判が良く、PP3に関してはサーキット用の空気圧も指定してあり惹かれたが、リアにNCのサイズが無いのと、BSがより詳しい回答で、NC用のサイズもありMotoGPテクノロジーの最新タイヤであるのでS21を次のタイヤに決めました (^o^)/
 
s21-2_1

エアエレメント&ファンネル交換、トミン4回目

すっかりブログをサボっていましたが、8月最後の週にドイツ〜オーストリアに行ってまして、念願のアウトバーン最高速チャレンジをしてきましたw

借りた車は予算の関係でBMW 116i 6MTでした。1.6Lターボなので日本で公道を走る分にはパワー不足は感じないと思いますが、アウトバーンでははっきり言って遅かったです^ ^;;
 
r1022362
img_8652
 
速度無制限区間は3車線あるのですが、一番遅いレーンで120km、真ん中で140km〜160km、追い越しレーンが無制限という感じです。
まず、高速に乗るのにスポーツモードでアクセル全開です^ ^;; とりあえず遅いレーンに入って、真ん中に行くにもギアを落としてアクセル全開、真ん中に入って160kmで走っていても左からどんどん抜かれるので、またアクセル全開にするのですが、既に160km出ているし、周りも同じくらいなのでなかなか追い越しレーンに入れる速度が出ないw
頑張って入ってメーター読み210kmまで出ましたが、前の車には追いつかず後ろからもBMW、Audi、MBが飛ばしてくるので途中で真ん中に戻りましたw
BMWが凄いなと思ったのは、一番安いグレードで210kmで走っても車内で普通に会話ができ、ハンドルもとても安定して運転しやすかったことですね。
ミュンヘンのBMW工場見学後、M4を1時間借りてアウトバーンで試乗しようと思ったところ、すでに締め切り時間を過ぎていたので撃沈・・
またドイツに行って、今度は数時間でも良いのでポルシェをレンタルしてみようと思ってます^o^
 
img_8533
オーストリアのザルツブルグのバイク屋さん。
 
img_8654
ドイツの雑誌でスペンサーのRC30特集。ドイツ語は読めませんが^ ^;;
 
 
そして、帰国した日に時差ボケ防止のために早速エアクリ交換に着手し、純正のフィルターをカットしてデイトナターボフィルター(極細目)を装着しようとフィルターを外してみてびっくり、なんとリアバンク側のショートファンネルの長さが左右で違うことが発覚!(◎_◎;)
img_8660
予想通り、エアクリエレメントは真っ黒でした。
 
img_8661
img_8744
謎のファンネル・・長さ的にはHRCっぽかったですが、よくわかりません^ ^;;
 
ショートファンネルは日本には既に在庫がなく、中古も見つからなかったので色々ツテを当たったところ、イギリスのリック・オリバー氏が欧州最後の在庫を持っていたので、買いたいと申し出たところ、付いていたミドルファンネルに興味があるので交換してくることに^o^
img_8698
 
ターボフィルターは空気に吸われて真ん中が浮くことはないので、純正と同じように周りだけ両面テープで固定して装着。キャブセッティングはしたくないので、極細目フィルターにしてみました。ファンネルもショートに付け替え。
交換後走ってみると、以前の濃く重い感じがなくなり、排気音もスムーズになり、上の吹け上がりもよくとても良い感じになりました!
img_8716
 
img_8713
 
ついでに内圧コントロールバルブのチェックも。
img_8715
img_8714-1
今回も汚れはなく綺麗なものでした。
 
そして3/21に四回目のトミンへ、今回はソロで行ってきました。前回から約1.2秒短縮し30.359秒に。しかし30秒切るのは難しいですね〜。
img_8732
img_8739
img_8735
img_8734
前回から空気圧をF1.9、R1.8にしたのだけど、今回ちょっとそれに疑問を覚え空気圧について色々調べ、次回からは車両指定のFR2.25にして、サスで調整する方向で試してみる予定。
調べてみたところ、ミシュランのパイロットワパー3などは、公道とサーキットで別に空気圧の指定があって良いですが、リアのサイズが無いのが残念。
 
今後はサスペンションの強化とブレーキディスクのフルフローティング化をやりたいところですね。