スペインのMOTOCICLISMOの2013年の記事の翻訳です。
RSV4も乗ってみたいバイクです^ ^
ーーー
1998年、ホンダRC30 VFR750Rが最初のワールドスーパーバイク(WSB)のタイトルを勝ち取った、そして現在の王者はAprilia RSV4 Factoryだ。これは、これらV4の25年の進化のストーリーである。
1998年4月3日、ロジャー・バーネットがドニントンパークにて、スーパーバイク史上初めてホンダRC30でポールポジションを獲った。WSB選手権の意図は市販車の性能を世の中に示すことだったが、ホンダはそれを飛び越えて、レースバイクにヘッドライトとナンバープレートをつけてしまった・・最高のバイクだったが高価であった。実際にはドニントンパークではマルコ・ルッキネリがDucati 851で優勝したが、総合優勝はホンダV4のフレッド・マーケルで、翌年も総合優勝しタイトルを獲得した。それによって、RC30は伝説となり、絶えず価値が再評価されている。その後、250ccツインのリーダーであったDucatiがスーパーバイク選手権を支配した。2000年と2002年はホンダV4のRC45ではなく1000ccツインが支持され、コリン・エドワーズにより2000年と2002年にタイトルを獲得した。ホンダの4気筒が再び現れるのは2003年にレギュレーションが4気筒も1000ccに変更されてからである。その後V4の勝利は、2010年のマックス・ビアッジのAprilia RSV4 Factoryで復活し、2012年も優勝した。このバイクが、コンパクトで、よくデザインされた、エキゾティックで高価なRC30の魂の継承者だ。この2台を比べたらどうだろうか?25周年を記念して、SBKが誕生したドニントンパークを走ってみた。
ドニントンパークのピットレーンは摂氏4度。デビューから4半世紀、会話ができないほどけたたましい、しかし酔わせる音のRC30がアイドル状態でテストを待っている。2013年現在でこのバイクの興味深いところは乗車位置で、それは長くて、驚くほど広く快適であり、そして幅広のハンドルである。これはジョイ・ダンロップやフレッド・マーケルのような普通の身長の人のためにデザインされたためであろう。このポジションは200km巡航でも不足はない。快適なスポーツライディング!現代のバイクと比べても遜色が無い。エンジンも素晴らしい。ノーマルでは112馬力しか無いが、柔軟性があり、35ミリのケイヒンキャブのおかげでまるでアクセルとリアホイールが直結しているようだ。まるで最高のフューエルインジェクションのようである。最高出力を発生する11,000rpmまで回す途中10,000rpmに達すると、ホンダV4のレスポンスと音は完全に変化する。中間域でもたつくことは全く無い。RC30の欠点の無いキャブレターは、スロットルを開けるとアイドリングから積極的なパワーの増加を感じるだろう。90年代初頭、全長の長い90度V4の関係でRC30はサーキットで前輪の荷重不足の問題が出始めた。見返りとして、その安定性、柔軟性と俊敏性などをマン島TTのような公道レースで実証した。バンプ、キャンバー変化、凹凸など、ホンダにとってマン島ほど良いロードテスト場所は無かった。エンジンは未だに完璧だがシャーシーの経年劣化はある。それでも、いまだに非常に特別で魅了的なバイクだ。実際、デザインや個性などがいまだ多くの人に支持されており、発売時から倍になっている価格がそれを裏付けている。
後編
MOTOCICLISMO Comparativa: Honda VFR750R RC30 1988 y Aprilia RSV4 2012
http://www.motociclismo.es/pruebas/carretera/articulo/comparativa-honda-vfr750r-rc30-1988-y-aprilia-rsv4-2012
BIKEBROS バイクブロスROAD RIDER Vol.402(2015年7月24日発売) |
“ホンダ RC30 VFR750R 1988 vs アプリリア RSV4 Factory APRC 2012 – 前編” への2件のフィードバック
RSV4はまんまレーサーです。
30は国内仕様の方が好きです。
あのでか目はちょっと😅
自分もこの📕買いました。
RSV4はまんまレーサーですか!?
跨ったことはありますが、思いの外コンパクトで乗りやすそうだった記憶があります^ ^
RC30の輸出仕様のデカ目とバックミラーはいまいちですよね~。