RVF400 (NC35) のフューエルインジェクション化の研究


Youtubeを探すと、海外で何件かNC35をフューエルインジェクション化している動画がありますが、こちらはパワーチェックで71.4ps出ているとか(後輪出力?)。

そこで、自分も将来的にキャブの部品が出なくなってしまった時に、RVF400 (NC35) フューエルインジェクション化出来ないかと思い色々調べたところ、海外の記事で興味深いものを発見。
http://www.400greybike.com/forum/viewtopic.php?f=28&t=20594&start=60
本人はCBR400RR (NC29)をFI化したようですが、NC35でも基本的には同じだろうということでインジェクション化に必要なものを詳しくリストアップしてくれています。
当然ある程度お金はかかると思いますが、将来キャブの部品が廃盤になってしまった後、特注でFCRを作るより安いのでは?と思います。

とりあえず誰かやってみませんか?w

個人的にわからない部分もありますが^ ^;;、自分メモも兼ねて翻訳してみました。

1. スロットルボディ(TB)
安物買いの銭失いにならないために、最小限のモディファイで取り付け可能のTBを推奨します。インナー径が近いTBを探しましょう。この辺りをチェックすると良いです。
http://www.jenvey.co.uk/~WhyJDL.htm
http://www.msextra.com/forums/viewtopic.php?f=94&t=6627&hilit=cbr929&sid=cf449a4e33d96d18357c46dc1ffbf3d1
**VFR800のスロットルボディを使ったという海外の記事をどこかで見ました。

2. フューエルインジェクター(FI)
400ccか600ccの最近のモデルのものを買うと良いでしょう。自分はCB400のケイヒン R WH01を使用しています。

3. フューエルポンプ
噴射圧が丁度良いのと簡単に購入できるので、CBR600RR用を使用しています。
アイドリング時噴射圧: 343kPa (35kgf/cm2, 50psi)
フューエルポンプフロー (12V): 167cm3 (5,6 US oz, 5/9 lmp oz) 最小/10秒

4. ワイヤーハーネス (Wire loom)
センサー毎に個別のコネクターが必要です。そこで、センサーと同じバイクのワイヤーハーネス使うと良いです。私は全てCBR600RRのものを使用しました。
ホンダ純正で、安く、簡単に探せて、NC29/30/35に口に近い、CBR600RRのワイヤーハーネスを推奨します。

5. クーラントセンサー(水温計)
オリジナルを使っても良いがノイズが大きいので、CBR600かKawasakiの物を買うのが良いでしょう。見た感じコネクターが同じです。3ピンなので、余ったピンを社外品のスピードメーターに繋げます。

6. スロットルポジションセンサー(TPS)
TPSは通常スロットルボディに入っているが、私はCB400 RevoのTBとTPSを使っており、コネクターはCBR600RRと同じです。

7. クランクポジションセンサー
付属のトリガーホイールが使えるが、ノイズが多すぎるので10~20Kの抵抗が必要。

8. MAPセンサー
CBR600の物が使えます。社外品のEFIコントローラーが必要。CB400かCBR600のパラメーターは以下の通り。
MAP、デンソー、079800-7430
176 kpa 5V
-0.5 kpa 0V
ノート:この数字を見つけるのに半年かかった。デンソーはこの情報をシェアしたくないようである。

9. インテーク・エア・温度センサー(IAT)
CBR600用を使用。
IATセンサー
-16℃: 16060 0m
+24℃: 2200 0m
+100℃: 155 0m

10. アイドリングをどうやってコントロールするか調べてください。バルブでやることもあるが、現代のバイクではステッパーモーターを使っているでしょう。覚えておいて欲しいのは、Microsquirtはステッパーモーターコントローラーを使っていないので、自作するかワンオフでオーダーする必要がある。PWMアイドルバルブは問題なく使うことができます。

11. O2センサー
– ナローバンドO2センサーはダイレクトに使えるが、このセンサーの出力は正確な値が取れないでしょう。
– ワイドバンドO2センサー。最安値で適切な品質のものはInnovateのLC-1でしょう。
http://www.innovatemotorsports.com/products/lc1.php
ケチらないで、eBayでで新品を買いましょう。スピードメーターの側にAFRゲージを繋ぐこともできます。
– ノックセンサーとコントローラー
絶対に必要ではないが、フルパワーで走りたいならデトネーションを防止するために必要です。私はKnockTek (http://www.extraefi.co.uk/Misc_products.htm) を使っています。2センサーをサポートしており、microsquirtに接続可能で、CBR600の3pinノックセンサーで使えます。
– イグニッションモジュール
Microsquirtにはイグニッションモジュールが必要です。Microsquirt V3はロジカル出力しかサポートしていないからです。
これらを提供されています(http://www.diyautotune.com/catalog/quadspark-four-channel-ignition-module-p-481.html)が、他のものも使用可能です。
– コイル
標準のコイルが使えますが、CBR600RRのダイレクトイグニッションコイルも使えます。
– EFIコントローラー
そして、最低EFIコントローラーが必要です。Microsquirt/MegaSquirt, Accel DFI, AEM. BigStuff3, Edelbrock, EFI Technology, Electromotive, FAST, Haltech, Holley, Hydra, Link, Motec, RetroTek, SDSなどがあります。良いもの、悪いもの、高いもの、安いものがあり、連続噴出できるもの、出来ないものがあります。色々ありますが、私はサイズ、価格、サポートからMicrosquirtを使っています。もっとスペースがあれば、イグニッション、ノック、連続噴出をサポートしているMegaSquirt-IIIを使いたいです。バイクにはすべてが必要なわけではないが、全部入りが欲しければMegaSquirtでしょう。しかし、Microsquirtものは良いし、必要な機能の90%(あるいは120%)入っています。
もう一点、JimStimのホイールシミュレーターを推奨します。これを使うと、セッティング出しの時間を大幅に短縮してくれるでしょう。
http://jbperf.com/JimStim/index.html

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